6月13日、2階大食堂にて第2回「食堂座談会」を開催いたしました。
食堂座談会は、ご入居者さまのお食事を作る、厨房スタッフが主催する会です。
厨房スタッフが色々な「食」に関するテーマについて、お話しいたします。
その後は、テーマにちなんだご試食を召し上がりながら、ご入居者さま同士、厨房スタッフとお話を楽しむことができます。
今回のご試食。各地の郷土料理がテーマです。
「座談会」というと、堅苦しい会を想像されるかもしれませんが、
「交流会」や「厨房スタッフと、ご入居者様でゆっくりとお話が出来る場」
と捉えて、気軽にお越しいただけたら嬉しいです。
今回のテーマは、「和(郷土料理)」
日本各地の郷土料理の紹介と、試食をご用意しました。
関東、東北、関西、中国、沖縄、甲信越...そして私たちが住む中部。
皆さんはそれぞれの地方でどんな郷土料理が思い浮かびますか?
筆者は恥ずかしながら郷土料理に疎く、関東だと...宇都宮餃子?(郷土料理じゃないですね)関西... たこ焼き...(郷土料理...?)とチンプンカンプンだったので、大変勉強になりました。
それでは、各地の郷土料理をテーマに作った、料理のご紹介です。
関東(一部東北)だと、枝豆から作ったずんだ
枝豆を茹でてペースト状にして、今回は出汁で味付けして、あげ豆腐にかけました。(写真左)
甘く味付けをすればずんだ餅の上に乗るずんだを作ることができますね。
ずんだ豆腐(左)は香ばしく、だし(右)はちょうどいいしょっぱさが癖になります。
東北からは、山形のだし(写真右)
みょうがやナス、ズッキーニを細かく切り、昆布や醤油で和えています。
食卓ではご飯に乗せるのが一般的だそうです。
中国地方からは、ごあえ(なすのずんだ和え 鳥取などで有名)
沖縄からは、ゴーヤチャンプルー(写真右上)
沖縄の有名な家庭料理です。キリッとした苦味がこしょうの効いた豚肉、味控えめの卵とよく合います。
おまけに、海外からは中華料理として、夏野菜の彩り炒め(写真左)をご提供しました。こちらは固有の料理名ではなく、中華料理で特徴的な、野菜をしっかり炒めて作る料理としてご試食いただきました。
一つ一つの料理を丁寧に解説する厨房スタッフ。
今まで厨房の中核スタッフが前に出てお話しする機会はあまりなかったので、食堂座談会は、新しい試みなんです。
「時期も考慮して、今回は旬の夏野菜を使用した郷土料理を集めてみました」
それぞれの料理の作り方をお話しさせていただきました。
調理スタッフの話の後は、管理栄養士からの解説です。
お味、彩りが良いだけでなく、郷土料理は栄養価が高いものが多いそうです。
また、今回のお食事に使った夏野菜は身体を冷やす効果があるため、夏バテ予防に効果的で、夏に不足しがちなカリウムなどの栄養を補うことができるそうです。
郷土料理の解説の後は、それぞれのテーブルに厨房スタッフが周り、ご入居者さまとお話をしました。
普段、厨房で料理に勤しむ厨房スタッフと、ご入居者さまはお話しする機会が少ないので、皆さまからたくさんの疑問やご要望、感想をいただきました。
「食事の献立はどうやって決めてるの?」
「メニューの栄養はどうやって考えて決めているの?」
「セレクトメニュー、美味しい献立が多いね」
「凝ったものも良いけど、シンプルな焼き魚とかが増えると嬉しい」
「季節の食事がいただけるのが楽しみです」
など、皆様の素朴な疑問、ご要望を厨房スタッフもたくさんお聞きすることができました。
皆さんからの、食事に関する貴重な生の意見をいただくことができました。
衣食住。生活の源である、食事。
ホームが最も大切にしなくてはならないものです。
今回の貴重な機会、皆さまからのご意見をもとに、より美味しく、健康的なメニューが提供できるよう、厨房スタッフも邁進いたします。
ご参加いただいたご入居者さま、誠にありがとうございました。
めざせ!毎月一回『座談会』
食事を今に、今を楽しみに・・・そして、明日を元気に(o^―^o)ニコ
がんばれ!ベアーズチーム の 「ミソノピアキッチン」チーム(^_-)-☆