大切な思い出
- misonopia aichi
- 6月10日
- 読了時間: 3分
ご入居者様 ご家族様
緊急企画 5月昼食 岩槻名物“豆腐ラーメン”ご提供させていただきました。みなさまから、ご好評のお声をたくさんいただき心よりうれしく思っています。そのような中、亡くなった父親とのひとつのできごとを思い出していました。俳優でもあり歌手でもある寺尾聡さんの「ルビーの指輪」のレコードを仕事帰りに買ってきてくれました。そのようなことをしたのは、後にも先にもこれっきりです。発売は、1981年春であり、当時自分は9歳です。歌の意味がわかるような、わからないような・・・年頃。世の中アイドル全盛期でもあり、うれしいかったような、うれしくないような、複雑な気持ちを覚えています。
先日、寺尾聡さん主演映画『父と僕の終わらない歌』を観てきました。
~世界中に笑顔と希望を届けた感動の実話~ アルツハイマーの父とその息子が奏でた奇跡
とのサブタイトルに惹かれました。調べてみると・・・英国最高齢の新人歌手となった80歳の認知症男性のノンフィクション本がきっかけで映画が製作されたとのこと。
このような話になると・・・自分の介護業界の話題です。とことん、調べてみました。
2016年秋、アルツハイマーの80歳老人がCDデビューを果たしたというニュースが世界中を駆け巡りました。その英国最高齢の新人歌手となったデッド・マクダーモットさんが病を発症したのは数年前。陽気だった性格は一転して怒りっぽくなり、昼夜問わず妻に当たり散らしガラクタを庭に集め、いつしか実の息子のことさえ忘れ、症状は悪化の一途をたどるばかりだそうです。そのような出口の見えない日々に一筋の光をくれたのは、幼い頃からテッドさんが愛した“歌”だったそうです。
現在、78歳となった寺尾聡さんが演じるのは、かつて歌手を目指していたが、息子のために夢をあきらめた「音楽とユーモア」をこよなく愛し、生まれ育った横須賀で楽器店を営む父:雨宮哲太。ある日、アルツハイマー型認知症と診断され、すべてを忘れゆく哲太をつなぎとめたのは息子と強く優しい妻、そして、地元の仲間たちだったという物語です。
寺尾聡さんの渋くて低音の魅力に、ハンカチを握りしめながら、映画を観ていました。
映画の最後に流れるエンドロール曲。映画作品の世界観、物語の解釈とされる役割とされているようです。この度の映画では・・・「Smile(スマイル)/チャールズ・チャップリン作曲」が流れました。
『ハンカチがあってよかった』と思った瞬間です。みなさんとも共有したくSmile(スマイル)和訳を紹介
笑顔でいよう 心が痛くても 笑顔でいよう 心が傷ついたとしても♪
空の雲のように きっと通り過ぎていくよ♪
怖くても悲しくても笑顔なら 笑顔でいるならきっと明日は♪
太陽が昇るのが見えて あなたのために輝くだろう 喜びの表情を浮かべて♬
悲しい面影は隠して 涙があふれそうになっても♪
そういうときこそ なんとかこらえて笑顔でいよう 泣いたところでどうにもならないからね♪そうすればきっと人生はまだまだ捨てたもんじゃないと気づくよ ただ笑顔でいれば♪
2026年ミソノピアシネマ 決定です(^^♪
2025年6月10日 廣井 健吉
父と僕の終わらない歌
Smile, though your heart is aching
Smile, even though it's breaking
When there are clouds in the sky
You'll get by
If you smile through your fear and sorrow
Smile and maybe tomorrow
You'll see the sun come shining through for you.
Light up your face with gladness
Hide every trace of sadness
Although a tear may be ever so near
That's the time you must keep on trying
Smile, what's the use of crying
You'll find that life is still worthwhile
If you just smile
寺尾聰の「ルビーの指輪」には私も思い入れがあります。 そのレコードが発売された当時、故郷の勤務先から名古屋の本社の会議に車で往復していました。 そのときどうしても車中で聴きたかったのが、当時発売されたばかりの「ルビーの指輪」でした。 カセットだったか、CDだったか忘れましたが、いい歌でしたからずっと聴いていました。 若かった寺尾聰もお父さんの宇野重吉に似たお年寄りになり、私もすっかりお爺さんになりました(^_^;) 感動の「映画」廣井さまはハンカチを持っておられてよかったですね。
私は昔、映画館で「シンドラーのリスト」を観ながらエンドロールで号泣してしまい、ハンカチを持っていなくて後悔しました。