top of page

ファミリー

  • 執筆者の写真: misonopia aichi
    misonopia aichi
  • 2025年12月10日
  • 読了時間: 3分

ご入居者様 ご家族様 

(登場人物がたくさんでてきますので、わかりやすいように家系図、人物番号を裏面に記載しております)

神奈川県帰省中に、“亡くなった父親(A)の写真”そして“画家を夢見た兄(B)の『馬』が描かれている油絵”の清掃を行いました。今ふりかえると自分でも不思議ですが、2点を移動させて陽の当たる窓辺に飾りました。後日談ではありますが・・・母親(C)と同居している兄(B)も、母親(C)が入院中に仏壇の掃除をしていたとのことでした。

そのような中、自宅にて愛犬(D)と一緒に留守番をしていると、仏頂面で娘(E)がやってきて自分の顔を見るや「ママ(F)は?」の一言。 自分が「仕事だよ」の返事も聞こえているのか、いないのか、愛犬(D)には満面の笑みで元気にかわいくあいさつをしています。娘(E)、愛犬(D)、そして、自分と久しぶりに家にいることがうれしいような、気まずいような・・・時間が流れます。そのような空気から逃げ出したくなって、愛犬(D)との散歩に一緒に行かないか?と誘うと意外にも素直に「うん」と返事が返ってきました。

愛犬(D)との散歩コースでもある“大庭城跡公園”を、何十年ぶりかの娘(E)との散歩です。時よりベンチに腰掛ける娘(E)に少し違和感を持ちながらも・・・城跡から見える夕方の富士山に感動です。

散歩から自宅に戻ると、隣の家の小学三年生の女の子が、玄関先でランドセルを背負いながら泣いていました。娘(E)が優しく理由を尋ねると「家の鍵がない」と泣いていました。

秋の日はつるべ落としと言われているように、一気に日が暮れます。そのような中で、いくら家の前とはいえ、小学生の女の子を真っ暗のなかにそのままにもしておけずに、娘(E)が自宅へと招きます。

さすが、学校の養護教員です。女の子はたちまち笑顔になり、イキイキと学校でのできごとを話してくれます。不安から一気に和やかな時間が流れながら、隣の家のお母さんも、娘(E)のママ(F)も、無事帰宅しました。お互いに、安心されおしゃべりが止まりません。そんな光景を見ながら、自分はそっと、愛犬(D)をつれ暗闇の中を再び散歩です。

そのような中、兄(B)から、「ママ(C)が退院する」という電話が入りました。

“退院できたか”と安堵しながらも“ママ(C)”といつまでも呼ぶ兄(B)に対しても驚いていました。愛犬(D)の散歩をしながら思い出します。娘(E)たちが小学生のころ、自分の母親(C)であり、三人娘から見たらおばあちゃん(C)ですが、小学生の娘たちに「産めよ、増やせよ、お国のために・・・」と真剣に言い聞かせていて、自分の妻(F)は“眉をひそめていた”ことを思い出していました。

本日は、2回目の夕方の愛犬(D)の散歩から自宅に戻ると・・・長女(E)は彼(G)のもとへ帰ったとのことでした。そして、妻(F)から「娘(E)が“新しい命を身ごもりました”」と告げられました。11月23日、自分にとっておじいちゃん(H)の命日。母(C)の退院祝いに、兄(B)、そして、家族みんなが集まりました。

「来年のうま年の夏」と。笑顔で報告をする娘(E)、その横には、涙を流して喜ぶ退院した母(C)の姿がありました。

2025年12月10日 廣井健吉


1件のコメント


諒 牧村
諒 牧村
2025年12月09日

ほのぼのとした、いい家族ですね~ 忘れていた私のファミリーのことを想い出しました。 A~Hのイラストに座布団100枚♡

いいね!
bottom of page