ご入居者様 ご家族様
7月「施設長記念日」特別行事食(昼食)では、提供時間などの遅れからみなさまに不愉快な思いをさせてしまったこと改めてお詫び申し上げます。
今後は、特別行事食時など、厨房内が通常の調理工程と異なったりする場合など、事前にサポートスタッフなどを設け、提供時間の乱れがないようにしていきます。
当日、夕食時、まずはみなさまにお詫びをさせていただく・・・という気持ちを込めて、2階レストラン入口にてご入居者様へお詫びしておりました。
ご入居の皆様は、笑顔で「大丈夫だよ~」ととても寛容に応えて下さいました。
すると、そのようなやり取りを厨房入口で管理栄養士が真っ赤な目で見つめていました。
自分と目が合うと・・・厨房事務所に走っていきました。
後に知ることになるのですが、「施設長に、あのようなことをさせてしまって、悔しい、申し訳ない」と泣いていたようです。泣き崩れている管理栄養士の横に、コンシャルジュの二人がそばで励ましていたそうです。
自分たちは、サービス業です。サービス業とは「人のために力を尽くすこと」とあります。
ご入居者様に喜んでいただくことが、大事なことです。
そのために、調理提供方法の見直し、改善方法などのしくみをつくることが重要です。
でも、いちばん大切なことは「ものごとが上手くいかない時に『悔しい』と思うこと」なのではないでしょうか?『悔しい』と思えるというのは、きっと日頃から、真面目に取り組んでいる証拠なのでしょう。
次の日、誰よりも朝一番で出勤してきた管理栄養士。今まで以上に大きな声で挨拶してくれたように感じました。昨日は、泣いて悔しがっても、今日は、笑顔で挨拶ができれば、きっと、上手くいきます。このような、信頼できるスタッフが働いてくれていれば、きっと、さらによりよき方向に改善してくれます。・・・と、自分自身が明るく前向きになりました。
追伸:施設長記念日にて、一枚の写真を使い食事のお膳の上の敷き紙を作成しご提供させていただきました。一枚の写真とは・・・?小学校上がる前の男の子が、半ズボン姿でムチムチの足を出してバイオリン演奏しています。(笑)
ご入居者様からご質問が届きました。
「この子はだれ?」「バイオリンを演奏しているね」「この頃からバイオリン演奏しているのに・・・!?(笑)」
たくさんのご質問から、“ひとつだけ”回答させていただきます。
小学校上がるときに、外遊びに夢中になり、バイオリンのお稽古を辞めてしまったのです。
したがって「のに」という言葉の後に表現したかったこと(笑)
「バイオリン演奏がいまだに上達がないのは・・・小学校上がるときからの再スタートなのです」(笑)
2024年8月10日 廣井 健吉
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