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自分らしさを出せる場所 合唱クラブミソノ

執筆者の写真: misonopia aichimisonopia aichi

5月9日 合唱クラブミソノの練習会がありました!

合唱クラブミソノは、ご入居者様をメインとした、ミソノピアを代表する合唱団です。

作詞作曲家である大橋邦夫先生を指導者/リーダーとして、課題曲の合唱を、心を一つにして行っています。

メンバーのご入居者様は、全員有志で集まった皆様。合唱の経験の有無は関係ありません。歌が大好きな方...何か一つのことに打ち込みたい方...合唱を通して、他のご入居者様と心を合わせ、お友達になりたい方...とにかく合唱を楽しみ、本気でやりたい方が集まられています。

本気の横顔。普段の皆様では見られない、真剣な表情が印象的です。

歌い方について話すご入居者様。練習会は、大切な交友の場でもあります。


練習開始前に、ピアノについて語られる先生。このピアノは、ミソノピアの大食堂に置かれているのですが、購入当時、先生がこちらのピアノを選ばれ、調律師さんへの依頼も先生にお願いしました。大食堂のシンボルであるピアノには、そんなストーリーがあったんですね。



そして本日から、新課題曲の練習が開始されました。

「さびしいカシの木」

作詞は、アンパンマンの作者、その他数々の作詞で有名なやなせたかしさん。

大橋先生が、合唱クラブミソノ用に編曲くださいました。


--以下、さびしいカシの木 歌詞--

山の上のいっぽんの

さびしいさびしい

カシの木が

とおくの国へいきたいと

空ゆく雲にたのんだが

雲は流れて

きえてしまった


山の上のいっぽんの

さびしいさびしいカシの木が

私といっしょにくらしてと

やさしい風にたのんだが

風はどこかへ

きえてしまった


山の上のいっぽんの

さびしいさびしい

カシの木は

今ではとても年をとり

ほほえみながら立っている

さびしいことに

なれてしまった

儚いながらも、美しい歌詞ですね。


まずはお一人ずつ、朗読の時間です。

朗読をすることで、歌詞の意味や、そこに宿る感情や心を感じます。


「人によって、朗読した時の味が違います。その味を感じて、考えることが大切です」

ご入居者様が60年以上、生きてきて体験したこと、感じてきたことが

朗読の深みを増すんですね。

今日は「さびしいカシの木」は初練習だったのですが、練習を終える頃には。

練習初日とは思えない程、美しく揃って歌い上げられていました!

日頃、他の3曲の課題曲をしっかり練習しているからこそ、

いざ新しい課題曲を歌う時も、歌の構成や抑揚に対応ができるんですね。

筆者は、合唱クラブミソノに参加すると、とても前向きなエネルギーをもらえます。

ご入居者様が本気で歌おうとする姿、試行錯誤を重ねる姿に勇気づけられ、

心を打たれるからです。


「何歳になっても、人は成長しますよ」

大橋先生がよく仰る言葉ですが、まさにここに集まる皆さんはそれを体現していると感じます。合唱の経験の有無は問いません。全力で合唱に打ち込みたい新メンバーを、合唱クラブミソノでは募集中です。一緒に、歌を楽しみましょう。

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