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執筆者の写真misonopia aichi

人は、一生成長する。合唱クラブ・ミソノ

2月13日、合唱クラブ・ミソノの練習がありました!

ミソノピア肝入りの合唱団、合唱クラブ・ミソノ。

ご入居者さまで構成される団員の平均年齢は88歳を超え、月に2回、本気のレッスンを行っています。

本日は見学を希望されるご入居者さまがおみえになりました。

ご入居者さまの声がソプラノ向きかアルト向きか確かめる先生


合唱クラブ・ミソノは経験、未経験関係なく誰でも参加できるチームです。

見学、入団希望の方はまずは指導の大橋先生と面談を行います。

何がきっかけで合唱クラブ・ミソノに興味を持ったのか、

歌はお好きか

など、お人柄に触れられるようなお話をされた後、

ピアノの音に声を合わせるよう、ご入居者さまにお伝えします。

「ドーレーミー」


・・・


「〇〇さんはアルトが向いていると思います。アルトのメンバーに混ざって歌ってみましょう」

と、初参加のご入居者さまも積極的に巻き込んで、楽しんでいただきます。

新年から、合唱クラブ・ミソノは新しい課題曲を歌っています。

「青い山脈」

「ひまわり」

「冬」

合唱初心者の方でもわかるように、音符について解説する先生。

初心者の方へのサポートをするのは、大橋先生だけではありません。

現在、どこを歌っているのかをご入居者さまに教えるスタッフ


合唱クラブ・ミソノの団員の中には、ミソノピアのデイスタッフが参加しています。

普段、デイルームにてご入居者さまと深くお関わりするスタッフは、それぞれのご入居者さまのことをよく知っているため、その方にあった歌唱のサポートを行います。

練習中は、2人以上のスタッフが常にいるため、わからないことがあればすぐに聴くことができます。

本日から練習が始まった課題曲は、田中としあきさんが作詞して、大橋先生が作曲した

「冬」。

日本の冬の、厳しさと美しさを同時に感じさせる楽曲です。

初めての曲を練習する時は、まず歌詞の朗読を先に行います。

歌詞の意味や世界観を知ることで、歌声に表現を乗せることができます。


大橋先生は言います。

「歌詞では、"雪はふる 雪はふる"という表現と、"雪がふる 雪がふる"という、一見似てますが全く違う言葉を使っています。"は"と"が"の違いがわかりますか?」


と、即興の日本語の勉強が始まりました。


それぞれのご入居者さまにその違いを尋ねます。

挙手をもって答えるご入居者さまも。

「う〜ん」「わからないわ」と考える皆さま。


ちなみに"は"と"が"の違いは...


"雪は降る" は、「雪」という主語を強調する

"雪が降る" は、「降る」という述語を強調する


今回の表現の場合は、以上の意味合いがあるそうです。


「へえ〜!」「なるほど!」と会場から声が上がります。


このように、合唱クラブ・ミソノでは合唱の練習だけにとどまりません。

正しい日本語や、日本古来からの文化や芸術など、新しいことを知る、勉強する機会になります。



大橋先生が時々口にする言葉は、私たちにあたたかい希望を与えます。

「人はその気があれば、いつまでも成長します。ここで一緒に成長しましょうね。」


合唱クラブ・ミソノは常に新しいメンバーを募集しています。

合唱は好きな方はもちろん、何か新しいことを始めたいご入居者さまは、是非お気軽にお越しください。

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