ご入居者様 ご家族様
“7月”から“8月”にカレンダーをめくるとき、頭の中で「ある漢字」が浮かんできました。
自分自身にとって新たな試みとして、ミソノピアホームの同じグループ会社である神奈川県の法人へのお手伝いをさせていただいております。内容としては、ミソノピアでの一日と同様なことをしているのですが、“新鮮な自分がいる”として、この機会をありがたき幸せとして挑戦しております。
そのような時期に庭園を管理して下さる植木屋さんより、
以前より「痛んできているので・・・伐採しないといけない」と相談がある木があります。
すると不思議なことに、この木に“実”がなりました。
しかも、ひとつだけ・・・、名も知らないこの“実”に親近感がわいた自分がいました。
この夏、ひとつ覚えたことがあります。
『 盲亀浮木 』(もうきふぼく)
意味:会うことが非常に難しいこと、めったにないことのたとえ。また、人として生まれることの困難さ、そして、その人が仏、または仏の教えに会うことの難しさのたとえ
仏教で有名なお釈迦様が弟子に説いた内容からきているとのこと。
お釈迦様:「あなたは、人間に生まれたことをどのように思っているのか?」
弟子 :「はい、喜んでおります」
お釈迦様:「では、どのくらい喜んでいるのか?」
弟子 :「・・・・。」
盲亀浮木 とは・・・
「広い海の中に1本の棒が浮かんでいて、その棒には一カ所だけ穴が空いている。また、この海には目の見えない一匹の亀がいて、100年に一度だけ海面に浮かんできて顔を出すという。はたしてこの亀が浮かんできたときに、その棒の穴に頭を突っ込むというようなことがあるだろうか。
実は人間として生まれてくることは、この盲亀が浮木に頭を入れることよりも難しいこと、有り難いことなのである。」
カレンダーをめくり、頭に浮かんできたのが「有難う」という漢字でした。
「ありがとう」の語源は、めったにないこと『盲亀浮木』の話からきているという説があるといいます。
7月下旬に予定されていましたが、さまざまな状況から延期を止む無くして・・・。
8月1日、困難なことを乗り越え、障がい者支援センター『杏』チームと、ミソノピアご入居者様とのパラスポーツ“ボッチャ”の合同練習が行われました。
障がい者支援センター 『杏』チーム 子どもたち 18名
ミソノピアご入居者様 15名
3名一組のチームで、総数11チーム:
「ありがとう」という言葉を噛みしめながら、お互いにさわやかな汗を流せたこと感謝しております。
優勝は、障がい者支援センター『杏』 Aチーム、3人の笑顔がとっても輝いていました。
2023年8月10日 廣井 健吉
いい言葉、いい話です♪ 私も自身が生まれたことの「不思議さ」にず~っと漂い続けています。 この話にはデジタル最優先席の世の中で、アナログの世界の大切さをも痛切に感じています。 いいお話をありがとうございます♪