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  • 執筆者の写真misonopia aichi

自分は、“絵本”が好きです。しかし、「幼少時代から・・・?」と聞かれたら、そうでもありません。

更新日:2023年2月16日

ご入居者様 ご家族様 


自分は、“絵本”が好きです。しかし、「幼少時代から・・・?」と聞かれたら、そうでもありません。ひょんなことから介護業界で働くようになり、介護業界での育ての親から“人材教育”の一環で『北風と太陽』絵本を読むことの機会があったからです。


“力ずくでやらせようとするのか、それとも、遠くから見守りながら自ら取り組もうとさせるのか”

自分が介護業界で働くのにあたっていちばんはじめに教わったことです。


自然のものでもある「北風」「太陽」には、それぞれに役割があり、利点と欠点があるもの。そして、人間社会にも、それぞれに個性があり、“得意”なことや“苦手”なこともあるもの。特に人間は他人と比べて「自分の方が優れている」というような、自慢をしがちですが「優れている」ものは、人それぞれ違うもの。大事なことはお互いの良いところ、価値観を認め合い共存すること。


“絵本”=“こども向け”と思われる方は多いかもしれませんが、さまざまな経験を重ねた大人が読むからこそ、絵本が伝えるメッセージに感銘や教訓を得ることが多いようです。

“絵本”の中には「命の尊さ」「人としての成長」などの深いテーマを取り扱う作品もあります。多くの絵本はデザインやストーリーがシンプルで、こどもでも読みやすい作品がほとんどです。しかし、本当に作者が伝えたいテーマやメッセージは、さまざまな経験を重ねた大人でなければ理解がむずかしいかもしれません。芸術作品のようなイラストなど「美しさ」に惹かれる絵本もあるかもしれません。日常生活では感じられない、芸術的な感性を刺激してくれる作品もあることでしょう。世界の文化を通して価値観を学べる作品などもあり、世界観を広げてくれる作品もあることでしょう。


このような絵本好きだからこそ、ご入居者様から“絵本”(『でんでんむしのかなしみ』著者:新美南吉『おおきな木』著者シェル・シルヴァスタイン)など紹介していただいたり、その他テレビ番組からのいくつかのおすすめの“絵本”の情報をもらってます。


その中で最近、何度も読み返している作品があります。

『世界で一番の贈りもの』著者:マイケル・モーパーゴ1914年第一次世界大戦中 クリスマス休戦:1914年クリスマス休戦について、軍の公式記録は存在しません。戦場の最前線で自然発生的に生まれた。非公式の休戦だったためです。作品の中のように兵士たちがさまざまなかたちで、この信じられない休戦を家族や友人に伝えたことから、いくつかのエピソードが伝説のように語り継がれていきます。ラストページが、とても感動的で何度も読み返しては、「介護屋としての自分の役割」を考えるのです。(ご興味がある方は、絵本の内容をご紹介いたしますので1階事務所コンシャルジュにお声掛け下さい)


ちなみに・・・・あまり知られてはいませんが・・・自分も“絵本作家”なのです(笑)

とは言うもの、自分の売れない“絵本”が、ホーム3階倉庫に棚が壊れるかのように積み上がっていますが。介護業界の革命の為に・・・と作ったのですが、“絵本”を使用しているのはホーム研修担当者一人だけです(笑)

2023年2月10日 廣井 健吉


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