はじめて「詩」を書いてみた
「 想い出は
未来で待っている」
kaminn
星霜をかさねつつ
心の深淵(しんえん)に澱(おり)のようにふり積んだ想い出の雫(しずく)が
ひとの悩みや苦しみに共感することなく 自分勝手に生きてきた自分にさえ
やさしさや おもいやりの萌芽を育(はぐく)もうとしている
空が美しいのではない
地球そのものが かけがえのないほど美しい
その美しい地球も いつの日にか太陽にのみ込まれ あとかたもなくなり
そして太陽も燃え尽きてしまう
いま美しいはずの地球では 日々苦しみや悲しみや残酷さに充ち満ちている
そこで ひとは神に祈ることしか残されていないのか
生きてきた なりふりかまわず生きてきた そして もうすぐ終着駅
そこには忘れられない想い出があり 忘れ去りたい想い出さえも懐旧の情が生まれている
イノチの限りは許せても ふり積んだ想い出の消滅は許せない思いが浮かんでくる
青空のすぐ外側に広がる無窮の暗黒の遙かかなたに
誕生するあたらしい星々よ
そのいくつかの星たちのなかに選ばれたひとつに
わたしたちのイノチの記憶が ふたたび転生される日がいつかくる
いまこのイノチの想い出を遺して なお
《補足》
上記の詩はこの本に触発された。
「死は存在しない」/田坂広志(工学博士)著
ゼロ・ポイント・フィールド仮説より。
ゼロ・ポイント・フィールド仮説とは、一言で述べるならば、この宇宙に普遍的に存在する量子真空の中に、ゼロ・ポイント・フィールドと呼ばれる場があり、この場にはこの宇宙すべての出来事のすべての情報が『記録』されているという仮説である。
そして著者は言う。ゼロ・ポイント・フィールドには、わたしたちひとりひとりの全生涯のできごとも記録されていると。
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ああ、みてごらん、わたしたちは こんなにとおくまできた
そこには長い物語と、たくさんの想い出があるのだ、それこそが人生の宝物だよ
2023.8掲載
エッセイ「人生の玉手箱が開くとき」より
この度、ずっと昔から悩んでいたことが解決できました(^^)/
お星さまが、キラキラ輝いている理由は、『想い出宝物』だからなのですね
この歳になってはじめて学びました(^_-)-☆